まゆは鶴「天と地をつなぐもの」

頬ヒゲは亀「長寿と不死」

口ヒゲは白蛇「生殖と繁殖」

共に寄り添い、もって牡牝となし、後につがいとなる

著者 wata

面壁九年(めんぺきくねん)の努力が必ず実りますように…がコンセプト

現代社会の壁にむかって

高い目標の壁にむかって

自身が壁の様に動ぜぬ境地で心理を観ずる

「半眼」とは目を見開いてもなく閉じてもいない心を静めて乱れず集中している状態です。半分は世間をみつめ、半分は自身の心の内面を見つめることが大切ですとの意味があります。

 

達磨大師は少林寺の洞窟内壁に向かって九年間座禅を続けたという言い伝えがあります。

いわゆる「面壁九年(めんぺきくねん)」です。

「面壁九年の努力が実る」など、長い間わき目もふらず忍耐強く専念し努力を続けることのたとえとして使われる言葉です。

 

面壁(めんぺき)という言葉がのちに「壁観(へきかん)」という言葉でも表現されるようになりました。

壁に向かって座禅をする」という意味として広まっておりますが他にも深い意味があります。

壁観(へきかん)
壁を観る でなく壁が観る
 
「壁のように動ぜぬ境地で真理を観ずる禅」のことです。
さらに壁観という言葉の重さを表現するために「達磨大師は洞窟内壁に向かって九年間座禅した」という伝説が広まったという説もあります。

 

半眼座禅だるま

洞窟に向かって9年間も座禅

これを成し遂げたという達磨大師

少林寺内の洞窟・・・

どんなだったでしょうか? 近県へ旅行がてら洞窟見学に行った事はありますが安全で神秘的な照明でライトアップ、そして空間がヒンヤリしていたのを覚えています。

数百年前の洞窟なら照明のライトは間違いなくないですよね。
太陽の光も… ではロウソクがあるとしたら九年間でどれぐらい必要?

ご飯は?

水は?

いやいや そういう事でなく
コンセプトは「面壁九年の努力が実る」の祈願だるま

いろいろ書物やネットを駆使して見ましたが読めば読むほど頭の中が混乱してきました。

そこで数々の情報を参考に「想像を創造する」に徹しました。

・洞窟の中では法衣も黒く見えたはず。(赤い法衣を着ていた可能性大)

・ヒゲも伸び放題。

・150年生きた達磨大師が100歳を超えてから洞窟で座禅をしたという情報から
髭は白くなっていただろう…

・達磨大師を描いた古い絵画のほとんどが耳にピアスをしている。当時のおしゃれなのか、それとも意味があるのか…

・インド人のお坊さんという説が濃厚。

・かなり がたい がいい

などなどの情報を元にまずはアナログでデッサンをしてみました。

見えづらいですよね。てか見えないかも。シャーペンで下書きです

筆ペンでなぞりました。

とにかく ガタイ がいいのでこんなイメージで

色を軽くつけてデッサン完了です。長くのびたヒゲは二方向に別れ背中にも。(インドの人はヒゲが長くなると二つに分ける人も多いのです。)胸毛もたくましく。やりすぎ感あり… 数百年先にこのデッサンが「だるま大師」として残ってしまったら…


そして眼は半眼で座禅しています。「半眼」とは目を見開いてもなく閉じてもいない心を静めて乱れず集中している状態です。半分は世間をみつめ、半分は自身の心の内面を見つめることが大切ですとの意味があります。

次は「高崎だるま」とコラボするにあたり達磨さんのサイズ・形を選定

わたしには秘策がありました。というのは倉庫に眠った「あの型」を使いたくてデザインしたのです。「あの型」とは完成品をご覧いただいてお分かりの様に「だるま市ではお見掛けしない高級だるま「座禅の生地」を見つけてしまったからです。倉庫のスミの方にいくつか保管されていました。※生地とは成型状態のままで下塗りもない素材の状態。

「たぶんこのまま日の目を浴びることはない」かも?

この倉庫で一番古いもの。30年はこのまま眠っている…
私は昭和44年産まれですが 初めて見るこのカタチ。

新鮮以外、何ものでもなかったです。

こうしてデザインを新たに新商品「半眼座禅だるま」のプロジェクトが始まりました。

型「座禅」
高さ36cm
幅36 cm
奥行 25cm

試作をある社長さんにお見せいたしました。
「大きいね~..うちの会社には大きくて飾れないわよ」と言いながら
「うん ここなら大丈夫ね」と嬉しそうにご注文いただけました。

※だるまは経費で購入できます。税務署様もOKのお墨付きです。

 

無理難題「この達磨、起き上がらせてください」

起き上がらない… このカタチ…

「縁起物の達磨さんを転がして遊んでいた江戸時代」

七転八起
「起き上がるためには(ヘッタ)という底の重りが必要不可欠な達磨」

調整完了

なのに

起き上がらない…起き上がりこぼしが恨めしく思えてきました。

「映画ロッキーの苦戦シーンのテーマ」が頭の中で流れてくるくらい五代目 清水さんはヘッタを削り、重さを調整。しかし下塗りのちょっとした塗料の重さでバランスが崩れました。

起き上がらない…

「私も連日、見守るだけしかできない中、工房へ通いました。」

そして努力は報われました。

(ひとつひとつ達磨の個体に合わせヘッタや達磨の内側を削る大変手間のかかる作業)

滲むような努力したことを微塵も感じさせない五代目を動画でご覧ください。

技有の下塗り

下塗りとは?

生地(真空成型された達磨)にヘッタという底面を付けその後 白い下塗りを胡粉かけといいます。

下塗りは縁の下の力持ち的な存在で上塗りの色が鮮やかに染めるための欠かせない作業です。出来栄えや経年変化に非常に左右される下塗りは時間をかけひとつひとつ丁寧・かつ適正なスピードでムラなく仕上げなければなりません。

大きな達磨になれば塗料の重さもバランスに繋がってきます。

特殊な形のデザインの半眼座禅だるまは通常のだるまより時間と手間を要します。天日干を繰り返します。

低重心・底力・安定力が「特殊な形状の半眼座禅だるまが起き上がるための条件です」

下塗りの白い胡粉は貝を焼き粉にします。それを、膠(にかわ)という動物の皮革や骨髄から採られる強力な糊(主成分は、コラーゲンという蛋白質の一種)で溶きダルマに丁寧に手作業で行います。

 

洞窟で壁に向かって9年間座禅した達磨大師「半眼座禅だるま」

カラー:CAVE  BLACK  暗闇により法衣が黒く見える洞窟モデル
2020年8月8日 オーダースタート(通販モデル)

 

付属 
・「半眼座禅だるま」専用の特大サイズの高級桐箱 焼印付(アリ組)
(大阪名店の千糸繍院 様よりお取り寄せ) 

・高級紙の型押し「半眼座禅だるま カード」

・カード立て

・しおり

・艶有リッチブラックの艶を消しCAVE BLACK(高級塗料)で仕上げます。

重厚感と高級感はどこに安置されてもオーラを放ちます。・触り心地もなめらかでベトツキはございません。

・半眼(金色 特に金粉にこだわりお取り寄せした塗料を使用しています。)

眼入れについて

半眼座禅だるまはこのままお飾り下さい。

・お腹 「福入」「名入れ・ご希望の文字」
・両肩「ご希望の文字」

高崎だるまの特徴

眉は「鶴」

頬のヒゲ「亀」

そして世界初「口ヒゲ」を縁起の良い「白蛇」をイメージし背中に続くウロコ模様は縁起の良い「8」「∞・無限」を意味しています。

数字の「8」は【広がり】を表しています。
目の前にある世界を広げるパワーを秘めています。
あらゆる選択技を広げたり、交友関係を広げるご利益が期待できます。
また、数字の8を横にすると、無限大の記号(∞)となります。
金運も仕事運も恋愛運も無限大に広がりますように。

オプション

ピアス付(達磨大師も付けていたようで絵画のほとんどが付けています)
素材・大きさにより料金が異なるため店舗直接ご来店受注となります。
(プラチナ・金各種・真鍮・シルバー・プラスティックなどのオプション有り)

法衣カラー(赤)
店舗直接ご来店受注となります。

特別オーダー
店舗直接ご来店受注となります。